暮らしのコラム

英設計では、耐震等級3の自由設計を標準としています。

耐震等級3の設計も、自社で行います。

設計の内容に合わせて、構造の工夫や、ここをこういった形、間取りに変更すると、

耐震性能が保てない、という点も考えながら設計のご提案をしていきます。

 

今回は、繰り返す地震にどうやって対応するかをコラムでお伝えしていきたいと思います。

 

自社で構造と設計をバランスよく調整する

無理やり、構造計算で耐震等級3を作り上げることも可能ですが、

やはり、構造上無理やりになってしまい、

物理的な力のかかり方、を考えると合理的とは言えない場合もあるので、

お施主様にも、間取りを考えながら、

メリット、デメリットをお伝えしながら、

構造と間取りの使いやすさの両方をご説明させていただくようにしています。

 

同時に、現場でも図面通りの施工になっているか、

一級建築士事務所の英設計が直接チェックを行います。

 

基礎をチェックすると、コンクリート打設前の配筋状態をチェック。

 

図面にはしっかりと明記をしていくのですが、

どうしても、現場は人間の手で作り上げるため、

職人さんのチェック、英設計のチェックをダブルチェックでかけていきます。

 

もちろん、上棟の後も、

筋交いや耐力壁パネルの検査も英設計が中心に行っていきます。

 

 

 

耐力壁は、細かいところでは釘の間隔もチェックしていきます。

こういった、一つ一つのパーツがしっかりと組み合わさって、

耐震等級3が実現していきます。

 

そして、これを全数検査する。ということが重要です。

部分的に抜き取り検査ではなく、現場ですべての箇所を検査していきます。

  

第三者検査 は全体は見ていないので要注意

ここで、要注意なのは、

「第三者検査を入れています」という文言に騙されないこと。

 

実は、第三者検査、というのは、

一見、全体を検査してくれているように見えますが、

指定された限られた部分しか検査をしないものになります。

 

原則は、設計者、施工者がきちんとチェックをして、

最低限の部分を第三者検査が、もう一度チェックする。

ということになります。

 

実は、第三者検査をメインで発信している、ということは、

限られた部分しか検査していない、という事もあるので要注意です。

(これは、英設計が第三者検査を行う立場になって、検査範囲を限定された経験があるからです) 

 

第三者検査で、厳しくかなりの項目を検査する会社も存在するのは事実ですが、

裏を返せば、

自社でしっかりと検査ができないので、第三者に依頼をしている、ということも考えられます。

 

設計した内容が現場にきちんと施工されている。

これをしっかりと監理することができず、

第三者に委託をする、ということは、

さらに、余分にコストがかかってしまう。

という事です。 

 

まずは、設計した会社がきちんと検査する。というのが大前提です。

  

 

長持ちさせるための制振ダンパー・免震工法(SG工法)

きちんとした設計と現場の監理があるうえで、

耐震性能がしっかりと発揮されます。

 

そのうえで、さらに、

耐震等級3を長持ちさせていく、ということを検討されるのであれば、

 をご提案いたします。

  

免震工法(SG工法)は、以前もコラムに書いているので、

過去のコラムをご参照いただけますと幸いです。

(SG工法のコラムに移動する:クリックで移動します)

 

 

制振ダンパーもいろいろな種類がありますが、

いくつか、材料を吟味したところ、

木造工法に、相性が良いものとしては、

の2つが良い、と英設計では考えました。

(GVAについての設置実例についてはコチラ)

 

以前、GVAをメインでおススメをしておりましたが、

 

構造塾 佐藤実先生の記事や、構造塾での勉強をさせていただく上で、

「初期振動に一番早く反応できるのが、エヴォルツ」という点で、

 

現在では、エヴォルツ、GVAの2つでご提案をさせていただいております。

 

実際に、

英設計でも、振動台を作り、

エヴォルツさんに実際の振動実験を行い、効果を体感させていただきました。

 

 

大工さんにも参加してもらい、

振動模型に、エボルツを取り付ける前後で、

振動模型の揺れの違いを確認してみました。

 

これが、びっくりで、

百聞は一見に如かず

しっかりと効果が体験することができました。

  

日本全国で、地震が発生している中で、

プラスアルファの安心を加えていく。ということで、

制振ダンパーのご検討もしてみるのはいかがでしょうか。

  

最初にしっかりと考えた住まいは、長期的に考えると割安になる

一級建築士事務所 英設計では、

制振ダンパー、免震工法(SG工法)の両方がご提案・設計に組み込むことも可能です。

耐震等級3を長持ちさせるという点で、

コストはかかってしまうのですが、

家族の安心と、将来に向けて最初にしっかりとつくる。

という点で、おススメしたい工法になります。

 

実は、しっかりと考えた設計は、長持ちする家となり、

長持ちする家は、トータルで見据えたときにメンテナンスや光熱費でも割安になります。

建築初期費用ではなく、トータルのライフサイクルコストで検討してみませんか。

ご提案いたします。

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