暮らしのコラム

小上がりの畳(タタミ)スペースを検討される方も多いと思います。

実際にどのくらいの寸法間隔になるのか、

イメージができにくい部分でもあると思いますので、

 

今回は、寸法を踏まえて解説をしていきたいと思います。

 

子上がり畳(タタミ)スペースの寸法

施工の実意例から参照すると、

上記の写真のように、小上がりの畳の空間をデザインすることができます。

 

写真は一例になりますので、

そのほかのパターンでの施工実例も、下記の「子上がり畳(タタミ)空間のある実例」で紹介しています。

 

小上がりの畳(タタミ)を設けると、

リビング空間の中に高さの変わった、床面が現れ、

などといった、メリットも生まれます。

 

反対に、デメリットとしては、

という、デメリットも存在します。

 

メリット、デメリットをしっかりと把握しながら、

採用していきたいですね。

 

 

そのうえで、

参考になる寸法をお伝えしていくと、、、

大きく分解すると、2つの寸法に着目するのが大切です。

 

実際に床からどのくらいの高さで設計されるのか?

これは、

床面から「400mm」、つまり40cmで設計させていただくことが多いです。

 

この寸法の基準は、腰かける動作をする際に、

椅子の高さをベースに設計をさせていただいています。

 

実際に、ひざの調子が悪いお客様のご自宅でも、

この高さで設計させていただくことで、

椅子としてもきちんと機能し、立ち上がりも行いやすいことが確認できています。

 

次に、

引出し内部の高さが、ポイントになります。

引出しの内部の高さは、

おおよそ、「200mm~250mm」つまり、「20cm~25cm」くらいをベースに設計させていただいています。

 

寸法の幅があるのは、

可能であれば、畳を支える下地の厚みを大きくしたいのですが、

収納として機能させるにあたり、

できるだけ、引出し収納の内部の高さを確保したい。という気持ちもあるため、

可能な限り広げることができるように、設計を工夫しています。

 

ですので、

「何を収納しそうか?」ということを把握して、

「収納したい物の寸法」を、きちんと把握して、

設計の中に落とし込んでいくことが大切です。

 

特に、タテx横x「高さ」 の「高さ」が重要ですね。

 

収納したい物のサイズによっては、

きちんと収納できるように、寸法は調整する検討はさせていただきます。

 

少し、コストはかかってしまうけれど、

リビングの近くに、畳の空間があることも、

生活の中で、「なんか良いな。」とも思えたり、

自分たちの生活スタイルには合っている、と思える場合は、

採用を検討するのもありだと思います。

 

ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。

 

小上がり畳(タタミ)空間のある実例

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