暮らしのコラム

英設計では、エアコンの能力もしっかりと選定をさせていただきます。

多くの会社さんが、実は「空調業者さま」任せになっていて、

過剰なエアコン能力の商品を採用して、コスト高になってしまうこともあります。


空調業者様としては、できるだけ大きな容量を提案して、

能力が乏しかった、、と言われないようにしているため、

仕方ないことだと思いますが、

過剰なエアコン能力の機器だと、電気代も多くかかってしまうので、

可能な範囲で能力を落としたり、きちんと検討が出来るといいですよね。

 

過剰なコストを投資してしまっている部分を、

少し調整をして、もう少し自分たちがやりたかったことに、

コストを回す。

そんなところも、「オープンシステム」ならではの、価格が明瞭化化されているメリットです。

(当社では、ダイキン製もしくは、三菱製のエアコンを価格比較しながら採用を決めていきます)


英設計では、高気密高断熱の住まいであっても、

寒さも厳しい信州(寒冷地)においては、複数台のエアコンを配置することをお勧めします。

エアコンを検討していくときに、カタログをご覧になる方もいらっしゃると思います。

まず初めに、注意しないといけないのは。。。

上部の写真にあるように、

赤字で、四角と丸で印をつけているところ。

四角の囲いの方は、何を示しているかというと、

「低温時にきちんと暖房能力が発揮できるか?」ということを示しています。

ここでは、-25℃でも規定の能力が発揮できる。ということをカタログで示されていることになります。


併せて確認する部分がいくつかあるので、

必ず暖房能力の設計ができる建築士(設計者)と確認が必要です。


カタログの中のいくつかの種類の中では、価格に合わせて、

商品にプラスされている性能・できることが変わります。

丸印で、チェックをしている部分は、

エアコン能力の省エネ性を示す、区分表記になります「い」の区分であることを確認しましょう。

主に冷房能力になるので、

信州ではあまり影響がない部分にはなりますが、

これからの温暖化、気温上昇を検討していく中で、冷房を利用する可能性が増えていくので、

ここも大切な要素として確認しておきましょう。



エアコンの種類が確認できると、

つぎは、必要なサイズを確認しましょう。

 

基本的には、エアコンのカタログに明記されている「〇〇畳用」というのは、

主に、「無断熱の住宅」で目安の能力。と考えても良いでしょう。

ですので、

設計されている建物の断熱性能から、温度を上昇させるために、

どのくらいのエアコンの能力が必要になるかを、

設計している建築士であれば、算出することができるはずです。

当社でも、建物の断熱性能、その他必要な要素から確認をして、

エアコンの必要な能力を算出していきます。


ここが、空調業者さんの言われるままに、、機種を選定するのではなく、

必要な大きさのエアコンを計算できることが望ましいですね。

その他にも、
「通年エネルギー消費効率」という項目も着目が必要ですね(青い矢印の部分)

これがいわゆる、エアコンの燃費効率の良さ。を示す指標になります。

可能な限り、良いものが良いですが、

ここだけで選ばないようにすることも注意が必要です。

大切なのは、やはりバランスですね。

最後に、エアコンのサイズもしっかりとチェックをして

採用していきます。

エアコンの能力設計ができるかどうかを確認することも、

設計してくれている建築士の、省エネに対する技術力を図る指標になるかもしれませんね。

C値いくつか、と質問するように、

「エアコンはどのくらいの大きさが良いですか?」と質問してみるのも良いかもしれません。

【併せて読みたい】

・エアコンの選び方も工夫が大事


・エアコンは金額だけで比較するとドツボにはまる

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