スタッフブログ

断熱性能とサッシの納まりを再検討しています。

 

英設計 高断熱 付加断熱 ダブル断熱

 

時々、納まり図を見直しながら、

新しい発見や、安全な納まりになっているかを見直したりします。

 

サッシメーカーの基準が変わったり、

サッシ寸法の改定などあったりするので、

時々チェックします。

 

同時に、

・もっと効率的な納まりはないか?

・納まりを変更することで、よりコストダウンできることはないか?

 

などといった目線で見直したりします。

 

工務店さんと違って、

部材のメーカーを固定していないので、

柔軟さのある納まりが求められます。

 

クワトロ断熱 英設計 ダブル断熱 高断熱 高気密

サッシメーカーのカタログをコピーして、

そこに欠き込んだりしながら、イメージを膨らませていきます。

(研究途中の資料のため、小さい表示でごめんなさい。)

 

安全性の観点から、

付加断熱の工法は様子を見てきました。

 

メーカーの情報をHPで研究する中で、

断熱の考え方の中では、「それはおかしいのでは??」という部材も出てきているように感じます。

 

その中で、安全性も考慮した納めを検討して、

実務ベースにのせていくように検討をしています。

実際には、

外壁面の熱橋(ヒートブリッジ)を減らす意味では、

付加断熱工法は、良い点を持ち、断熱性能の向上が見込めます。

付加断熱 サッシ検討 納まり

 

しかし、

その反面には、2017年のロンドンの「グレンフェル・タワー」における

外断熱工法による断熱材の火災という、

外断熱工法の「死角」という点で、

非常に可燃性のある材料であるということも危惧されてきました。

 

 

昨今のインターネット情報は、「見極める力」が非常に求められます。

 

インターネットに掲載されている情報は、いろいろなことが書かれているので、

全てが信用できるとは限らないように感じます。

 

よく、お客様にもお伝えしていることですが、

「いいこと」と「悪いこと」

「メリット」と「デメリット」は共存している。

裏表の関係であり、表裏一体であるということ。

 

物事のいい局面ばかりにとらわれすぎずに、

「悪い面」ということもしっかりと見極める必要があります。

 

インターネットの情報は、特に「いい面」を大きく掲載していることが

多いように感じられます。

 

そんな時に、中立的に公平性をもって、

評価できる立場に説明できるのが、設計事務所の建築士でありたいと思います。

 

今は、

新しい研究と共に、

「付加断熱」という工法の先を行く、「クワトロ断熱」という工法の納まり検討に着手しています。

付加断熱(ダブル断熱:2重断熱)

クワトロ断熱(4重断熱)を検討しています。

 

しかし、建築コストも大事。

いくら高断熱が良いからと言って、

建築費がライフサイクルコストをオーバーして、

光熱費の節減で、建築コストを取り戻せない様では、

自己満足の世界になってしまいます。

 

そういった、「バランス」が建築にはとても大事。

 

いろいろと、HPや、建築会社さんを見られて、

よくわからなくなってしまった方は、お気軽にご相談ください。

フラットな目線と、いろいろな経験をもとに、「本当に作りたい」「こだわりたい」住まいを

一緒に考えましょう。

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