スタッフブログ

やはり、住まいの中では耐震性が大切。

 

どんなに、省エネな設計をしていたとしても、

地震に対する耐震性能が考慮されていない建物は、

災害時に対応できず、家族を守るための器になりきれないのです。

 

大きなご予算をかけてつくるわが家。

地震にもしっかりと耐えることができるように、各部の検討が必要です。

 

構造計算 見直し 英設計 基礎 応力 計算 英設計

 

その昔、「耐震偽装事件」が発覚し、建築業における信頼が失墜した事件がありました。

 

現在は、木造の住宅は、建築確認申請においては、

4号特例という法律の下、「耐震性能のチェックは設計建築士に任せる」ということになっています。

 

ここで注意なのは、「耐震チェックをしなくてよい。」ではなくて、

「建築士が設計しているのだから、耐震性の設計、チェックはご自身で行ってくださいね」

ということになります。

基礎 構造計算 配筋 英設計 応力 計算

まして、「長期優良住宅」や「フラット35」を取得していない設計物件については、

基礎の構造については、ほぼノーチェックの物件もあるとか。。。。

恐ろしい。。。

 

そして、

最近は、「許容応力度計算」という計算方法が人気ですが、

こちらも注意が必要です。

 

許容応力度計算は、頼りすぎると、

木造軸組み工法の良さを失くしてしまいかねないことがあります。

 

木造軸組み工法は、その祖先が、

日本古来の伝統工法に由来し、

日本風土に合った建築方法とされてきました。

 

しかし、

昨今の耐震性の強化から、

耐震用のパネル(耐力面材)系の耐震設計が進んできたことから、

だんだんと、2x4工法(ツーバイフォー)に似た構造方法になりつつあります。

ハイブリット工法とか、ダブルストロング工法という言葉で聞いたりもするのも一緒です。

 

そして、建物の軸組みも許容応力度計算に頼りすぎると、

実はリフォームをしにくくなる。

という欠点があります。

 

具体的には、この構造壁は、外せない。

許容応力度計算を知らない設計士では、対応ができない。

そして意外と知られていないのは、

構造壁を新たに追加する。ということができません。

 

構造の強さを求めるのも大切ですが、

将来性の見通しも建てたうえでの設計も必要になると思います。

 

やはり、「バランス」が大事。

 

つくったときの性能が一番良い。

ということでは無く、建築した当初から、住まい続ける中で、

継続してその性能や住み心地を更新していけるような住まいが良いと思います。

 

住まう人も成長し続ける。

そして、その母体となる住まいも成長することができることが望ましいと考えます。

 

・・・。

では、どういった工法が望ましいの?

という質問になると思います。

 

これに対しては、私たちは「免震」という工法を提案したいと思います。

現在、この免震についても研究を進めています。

 

免震工法も気になる方は、ぜひご相談ください。

設計事務所だからできる、枠にとらわれない自由な設計で

こだわりの住まいを実現しませんか?

 

「理想の暮らしを実現したい」その想いだけで充分です。

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