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松本市宮田薪ストーブの家の現場確認に行ってきました。

基礎の型枠が外れ、水道屋さんの配管工事が始まっています。

現場確認

所長も確認して回ります。

 

写真の中に見える、

赤いホースが お湯 の配管。

水色のホースが お水 の配管です。

 

信州の冬は寒いので、湯水の配管が凍ったりしないように

断熱材を巻きつけたものを配管します。

 

ホールダウンがしっかりある住宅

当社の基礎は、床下の仕切りの基礎が多いです。

そして、写真のように「ホールダウンアンカー」が非常に多いです。

 

簡単に考えると、ホールダウンアンカーが多いことは、

地震に耐える「耐力壁」の数が多いという指標になります。

 

構造計算でコンピューターが算出するものだけにとらわれず、

建築士として、物理的にここにも力がかかるはずだ。

という観点から、計算書を読み解き、

コンピューターの計算する構造計算書が指示しない部分にも、

追加でホールダウンアンカーを入れる場合があります。

 

ホールダウンアンカーを入れるのは、およそ¥1800円/箇所 程度です。

ここは、しっかりとお金をかけるべきだと考えます。

 

ここに、経験値を活かす「仕事」があると考えるます。

これは、現在当社の設計物件では全棟共通事項となります。

 

そして、基礎の間仕切りもとても多いです。

基礎には、明確な基準が少ないのですが、あまり大きな区画で間仕切ることは

好ましくありません。

 

床上、1階、2階の柱、梁のバランスをしっかりと捉え、

建物の高いところから、基礎、地面へと力が伝わることを考えて設計することが必要です。

 

これらの内容は、コストアップに直結する内容です。

しかし、しっかりと性能にこだわっていく当社としては、妥協できないポイントだと考えています。

 

ホールダウンを減らし、基礎の間仕切りを減らしていけば、

コストはしっかりと減ります。

 

そして、性能も見えないところでしっかりと減ります

 

建築はバランスが大切です。

建築時当初だけを見るのではなく、長期的な目線で建築費の決定をすることがも大切です。

そのためには、

どんな性能なのか、どのような素材なのかを、

設計時に建て主の方がしっかりと理解できるようにお伝えするように心がけています。

 

松本市宮田薪ストーブの家は、

お盆明けに上棟となります。

良い天気に恵まれますように。

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