スタッフブログ
こんにちは。
英設計の天津です。
茅野市の平屋の住まいも、塗壁の工事の準備が始まりました。
英設計では必ず塗壁を採用する際は、施工する前にお施主さんに現場にお越し頂き、
塗壁のパターンの確認をさせて頂いております。

お施主さんの塗壁のご要望をお聞きしながら、左官のプロが
『こんな感じは、どうでしょう?』と実演してくれます。
快く応じてくれる職人さんが本当にありがたいのですが、
職人さん曰く、
『要望を言ってくれたり、お施主さんと実際に対話できると、確認ができるから職人としてもありがたい。』
だそうです。これってオープンシステムならではの良さなのかもしれませんね。
オープンシステムは、工事については、職人さんとお施主さんの直接契約になり、
お金もお施主さんから職人さんへ直接お支払いとなります。
(設計事務所は工事中、コンストラクションマネジャーとして、品質監理、工程管理を行います。)
つまり、職人さんは、お施主さんの為に仕事をしてもらうことになる訳です。
これを『やりがい』や『よろこび』として捉えてくれる職人さんが集まってきてくれる印象ですね。

3種類ほどの塗壁パターンをお見せした後、決まったのは、
コテを回しながら抑えた、表情が優しくシンプルなパターン(エンシェントブリック)です。
実は、職人さんも僕もこれが一番好きです。
シンプルなパターンは長い年月を経ても飽きが来ません。
また外壁は雨や土埃等で汚れることがあるので、コテ跡が強いと汚れが目立ちやすくなります。
その為、外壁はどちらかと言うとコテ跡の少ないパターンをおすすめする事が多いですね。
手仕事で生まれる質感を感じる楽しい日でした!!