性能・デザイン 時計のアイコン 2020.06.04

○○をだから「最強」という断熱材(工法)は言いきれない

最近、お打合せの時や、

断熱に関する質問をお受けするときに、

「最強の断熱材」ということで、ご相談される時があります。

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インターネットによって、

様々な資料が手軽に入手できるようになった時代ですが、

その反面、正しい情報なのか、

表現が偏っていないか?

という点で、吟味をする必要が出てきています。

中でも、

「最強」と表現された断熱材(工法)などを目にすることも私自身もあったりします。

「○○という工法」を取り入れているから「最強」

とか、

「○○工法」だから安全。

ということによって、ひとくくりにされて、

注意深く観察しなければならない点を見落としてしまうことがあります。

それは、

私たち、建築士であってもときどき惑わされそうになることもあります。

「えー。こんなに良いことばかりならば、取り入れたいなぁ。」

と、私たちも思うことがあります。

けれど、

そういったときに、英設計では、

一度ブレイクして、

マイナス面が無いか、客観的に見てみるように癖付けています。

そして、

本当に大丈夫なのかを分解して考えてみたり、

実際に自分たちで、断熱材の組み合わせにおいて、

壁の中で「結露」しないか?ということをシミュレーションを立ててみたりします。

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このシミュレーションも、

一般的には、一定の温度・湿度環境ででしか、

検証しない方が多いのですが、

英設計では、

室内温度や、外気温、湿度の状態の数字を変化させてみたりして、

どういった点で結露をする可能性があるのかを検証したりしています。

こういった検証をしてみると、

材料によっては組み合わせがよろしくないものが出てきたりすることがあります。

そういったものも、自分で検証することなく、

「○○工法」というものに、よって、

細部のディテールや根拠がうやむやにされてしまいがちなのが、

建築の材料にはちょっとだけ存在します。

「この工法なら、▲▲会社(メーカー)が責任取ってくれるだろう。」

という気持ちが生まれないとも限りません。

メーカーも継続して残ってくれていればよいですが、、、

その会社も、近くに存続してくれていればよいのですが、、、

結局のところ、

断熱の基本設計は「気密」と「結露リスクの回避」が最重要点になります。

小さな、細部の設計を丁寧に行うことが大切になってくるのです。

これは、住まいの間取りづくりやデザインにも共通することです。

気密測定は、最近ではお客様の立会いの下行うことも多くなってきました。

現場の職人さんたちの技術力も高いものになりつつあり、

一発目の測定で、良いデータを取ることもできるようになりました。

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そういったところを、自社で検討してみて、

できる限り安全であろう根拠になれるシミュレーションをたてて、

お客さまにご提案するように心がけています。

いろんなHPをご覧になられて、

いろいろな情報が頭に入ってしまって、よくわからなくなってしまった方は、

当社で一度リフレッシュしてみませんか?

断熱についてもいろいろとお話できると思います。

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