施工例

夕食はコタツで団らん、家族を感じられる住まい
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安曇野市で、新築の工事地鎮祭を行いました。

気持ちよく晴れた日。

肌が少し寒さにしみる、冬の朝。

常念岳と有明山が気持ちよく見渡せる中、

土地の神様に、これから行う新築工事の地鎮祭を行いました。

 

 

 

 

 

英設計のオープンシステムでは、

地鎮祭に担当していただく職人さんにも参加をしていただきます。

 

実際に工事をしていただく方とともに、お祓いをして、

工事の安全と無事の完成を祈願します。

 

 

 

 

地鎮祭が完了すると、

場所を移動して、工事契約会を行います。

 

コロナウィルス感染対策を徹底して、行いました。

 

工事の注意点や、周辺状況を確認しつつ、工事の前後処理や職人さん同士の情報共有を行います。

 

 

工事契約会には、お施主様にもご参加をいただきながら、

一緒にスケジュールの確認や、建築に対する期待や想いを職人さんにお伝えいただきます。

 

職人さんたちも、直接お施主様を知ることができて、

工事に熱がこもります。

 

注意すべき点は、黒板を使いながら、説明をしていきます。

 

 

最後に、契約書を取り交わしをさせていただき、

いよいよ工事がスタートします。

 

 

今回は、敷地に既設建物があるので、

解体工事からの監理スタートです。

 

英設計では、

既設の建物がある所歌でも、解体からの計画も可能です。

 

既設の建物があると、どのくらいのスペースが取れるのか、

日当りは大丈夫か、、、

といったことも一緒に検討してご計画させていただきます。

 

 

解体、整地までしっかりと確認させていただき、

いよいよ、基礎工事がスタートします。

 

初めに、基礎の位置出しを行い、

図面通りの位置に計画が可能かをしっかりと確認して、

基礎業者様と、基礎の据え付け高さも確認をしていきます。

 

ここの作業が、正直一番緊張します。。

 

重機で、建物の外周部分を掘削して、

正確に位置を出すための、「捨てコンクリート」を打設します。

 

この時に、水道業者さんにも連携して

工事を並行して進めていきます。

 

給水や、排水の準備をしていきます。

写真の中央右側が少しくぼんでいますが、

基礎の構造設計をする中で、

必要な基礎の大きさを検討していく中で、

地中梁などを採用して、建物の強度をしっかりと設計していきます。

 

ここも、図面通りに施工が出来ているかをしっかりと監理していきます。

 

鉄筋を組んで、型枠を施工していきます。

 

いよいよ、コンクリートを流し込んでいき、

基礎の形を決めていきます。

 

空気を抜きながら、密実なコンクリートになるように

施工をしていきます。

 

養生をして、乾燥をさせて今度は土台が乗る

立上り部分を施工していきます。

 

アンカーボルトなどが、既定の位置に入っているかを確認しながらチェックしていきます。

 

土台が乗る部分は、平らになるように、

水平保持剤(レベリング材)を流して施工精度を高めていきます。

 

この後、

高さの不均等な部分は、削り込みをしていきます。

型枠を組んで、基礎も終盤戦になります。

 

風が強い現場であったので、

夕方などに、ブルーシートが風に飛ばされている部分を止付けなおして、

養生を進めていきます。

 

型枠が外されると、基礎が完成です。

 

完成後の基礎も、高さの不整形などが無いかを再確認。

 

基礎に施工している、断熱材の剥離や寸足らずが無いかも確認していきます。

 

 

上棟を迎える準備のため、

基礎業者様から、水道設備様へバトンタッチされていきます。

 

 

 

 

ここから、いろいろな業者さんが出入りをしていきます。

 

なので、

現場で新しく施工されて、

傷つけられてしまいやすいか所に、注意喚起を施します。

 

現場の状況を確認しながら、

工事を進めていきます。

 

水道設備工事が必要な部分が完了すると、

いよいよ、上棟を迎えます。

 

 

上棟では、

朝から、お施主様にもご参加をいただきながら、

お清めから開始します。

 

コロナウィルス感染対策を徹底して、こちらも行っていきます。

 

大工さんの主導で進められていきます。

 

 

お祓いとお清めが完了すると、

いよいよ、上棟開始です。

 

天気も気持ちよく晴れて、

少し熱いくらいですが、安全第一で進めていきます。

 

大工さんたちが手際よく連携して、くみ上げていきます。

 

大工さんの作業の隙間を縫いながら、

細かい部分を確認していきます。

 

柱の垂直確認をしたり、

くみ上げ時に過度に割れが起きていないかを確認していきます。

 

 

 

安全管理も、現場を外から眺めている人の役目。

 

危険そうな施工にならないように、声掛けをしながら進めていきます。

単純なことですが、ヘルメットのかぶり方一つから、注意を投げかけていきます。

 

床の下地材の釘の止付け方も、

めり込みが過度にならないように、施工の丁寧さを求めながら、進めていきます。

 

 

 

 

屋根の下地合板がかぶされてしまう前に、

必要な金物が取り付けられているかを大工さんにも、チェックを求めていきます。

 

屋根の下地合板を施工したら、

防水ルーフィングを敷き込んでいきます。 

 

施工の重なり幅も確認して、

上棟の終盤戦を迎えていきます。

 

 

上棟が終わるころには、

夕日がきらり。

 

この日は、

翌日の雨に備えて、雨養生をして終わりを迎えます。

 

 

 

いよいよ、大工工事が本格的にスタートします。

 

上棟を終えて、まずは外壁の耐力壁パネルから施工を進めていきます。

耐力壁パネルの施工が完了すると、

雨水の回り込みがしないように、

防水シートを施工して雨仕舞を仕上げていきます。

 

先に、耐震パネルを施工して、

そのあとに窓サッシを取り付けていきます。

 

一部、上部の写真で耐力壁が取り付けられていない部分は、

窓サッシの高さ位置を現場で最終確認してから、

大工さんに取り付けてもらうため、少し待ってもらっている状態です。

 

現場での再確認・微調整を大工さんとしながら進めていきます。

 

耐力壁パネルが施工されると、

防水シートとしての、「タイベックシルバー」をぐるりと巻いていきます。

 

このタイベックシルバーには、

遮熱の機能も持たせているので、

ちょっとのことですが、外壁にまとわりつく熱線をはじき返す効果を持ちます。

 

大工さんの工事が進んでいくのと並行して、

電気業者さんも、スイッチコンセント打合せに向けて、

電線の先行配線を行っていきます。

 

現場に黒いコンセントボックスを取付て、

お施主様に高さのイメージをしていただきやすいように、

準備をしていきます。

 

電気屋さんも、室内と外を行ったり来たりしながら、

施工をしていきます。

 

今回は、LDKが天井を木材あらわしにしているため、

天井の懐がないため、配線を床下などから回していくため、

ちょっと大変ですが、デザインも考慮しながら、

電気屋さんにも頑張ってもらいます。

 

現場で、職人さんにも声を掛けながら、

施工方法や、注意してほしい点を確認しながら施工を進めてもらいます。

 

図面に書いてあるから・・・。

ではなく、あえて声に出して確認をしていくことで、

想いもよらない発見があったり、

「こうしたほうが良いのでは・・?」という職人さんからの提案があったりもします。

 

現場でブラッシュアップすることはとても大切です。

 

玄関ドアも納品されて、

サッシも順番に取付が進んでいきます。

 

筋かいなどの室内耐力壁の施工後の検査も進めていきます。

 

他にも、断熱材の施工後に取り付ける予定の部分に

しっかりと下地が配置されているかも確認します。

 

 

細かい金物も一つ一つを確認していきます。

 

この金物の数が、とっても多いです。

これを大工さんが一つ一つ取り付けてくれています。

 

なので、

検査する方も、一か所ずつ確認をしていきます。 

どうしても、メーカー側の納品材料の手違いが出たり、

取り付けるビスがちょっと違っていたり。

ということも1カ所か、2か所ある場合があります。

 

検査をする中で、大工さんにも確認しながら、

取替を行ってもらいます。

 

「これくらい・・・」ということでは無く、

大工さんも一つ一つ丁寧に対応してくれます。

 

構造の大切な部分なので、

しっかりと検査をしていきます。

 

他にも、

取付ている金物は、適切だけど、

今後の納まりを考えていくと、

金物の位置を変えたほうが良いかな・・・。

といった大工さんからの提案もあります。

 

現場を確認しながら、

一緒に、その後の施工を創造しながら、どこに金物があった方が良いかを

大工さんと一緒に相談しながら、ブラッシュアップして決めていきます。

 

 

電気の大まかな配線ができると、

現場で、お施主様を交えて、一つ一つ確認をしていきます。

現場で、修正が必要な部分は、

柱に「赤書き」をしながら、

現場に記録を残していきます。

 

言った、言わないとか、

図面が読めなかった・・・。

ではなく、施工してほしい場所に修正依頼内容を記すことが大切です。

 

電気打合せの中では、

図面で打合せしていた内容を元に、

これからどのような施工になるのか、

どんな空間になっていくのか。を意識しながら説明させていただきます。

 

このタイミングでないと、施工できなくなってしまう部分もあるので、

念入りに確認していきます。

 

電気屋さんも、これから断熱材の施工が完了したときに、

コンセントボックスの中に、断熱材が入り込まないように、

テーピングで密閉してくれています。

 

少しのことですが、丁寧な施工の心配りが嬉しいですね。

 

電気の現場確認打ち合わせを終えて、

大工さんの下地施工が完了すれば、断熱材を取り付けていきます。

 

大工さんも断熱材の施工前に向けて、

下地の施工に取り組んでいます。

 

現場で、細かい下地の確認も行います。

大工さんに下地施工が出来ているかを確認しながら検査していきます。

 

屋外の塗り壁の下地の施工も進んでいます。

 

天気を見ながら、内部と屋外の作業を並行しながら進めていきます。

 

屋根屋さんも、足場屋さんも大工さんも連携を取りながら進めていきます。

 

上棟完了したら、足場をより崩れにくくなるように

調整仕上げ足場にしていきます。

 

 

外壁の板張り部分もしっかり施工されています。 

 

現場で、次の工程に移れるかを検査していきます。

 

塗り壁の下地も完成して、

外壁は、左官業者さんにバトンタッチをしていきます。

 

大工さんは、外部工事と内部工事を行ったり来たり。

ここは、ちょっと大変な時期です。

 

併せて、

現場を検査する私たちも進行に合わせて各所をチェックしていきます。

 

電気の線が建物中に入るところや、TVのアンテナ線など。

外壁を貫通する箇所は、雨水の漏水を起こさないか、

チェックしていきます。

 

換気部材が取り付けられる部分や、

下屋、屋根と外壁がぶつかり合う部分の防水処理や、

通気処理がしっかりと行えているかを、チェックしていきます。

 

 

同時に、

施工が完了した屋根も問題が無いかをしっかりと見ていきます。

 

写真は、屋根に雪止めの金具が取り付けられる前に、

受金物が取り付けられた様子。

 
英設計では、雪止め金具も太陽光パネルも

屋根に穴をあける施工は、禁止しています。

 

防水、雨漏れの安全面を考えて、

永く、安心して性能を保つことができるように、

設計方針を定めています。

 

建築コスト的には、

屋根に、釘で止付けるほうが、コスト的には下がりますが、

そこは、雨水の漏水を考えると、譲ることができません。

 

外壁部分が一通り大工工事のめどがついてきたら、

内部では、構造の施工が完了。

耐力壁の検査を行い、断熱材の施工に移れます。

 

筋違や、合板の止付け釘の間隔をチェックして、

いよいよ断熱材の施工に移ります。

 

 

細かい金物にまで、

断熱材を施工して、結露を予防していきます。

 

 

断熱材がびっしりと施工されたら、

いよいよ

気密測定が始まります。

 

最近では、

気密測定も、建築主様にも参加していただき、

どこが気密の弱点なのかを体感していただくようにしています。

 
現場では、わざと、漏気個所を作っておいて、

現場で体感してもらうようにしています。

 
全体的に気密が取れるか、

場所を限定して、漏気する場所を作ることができるのは、

高気密高断熱を長く実践しているからできる技です。

 

実際に気密測定を行いながら、

お施主様にも体感してもらいます。 

 

測定の結果は、

問題ない、C値=0.2でした。

 

建物全体の、漏気個所面積は、

16㎠でしたので、

最大「4cmx4cm」の漏気個所しかありません。

 

非常に良い結果となりました。

 
断熱性能も気密性能も可能な限り高い数字にもっていくことが望ましいですね。

 

これで、大工さんもクロスの下地のボードを張っていき、

どんどんお部屋の大きさが分かるようになっていきます。

 

外の天候を見ながら、外壁の塗り壁の下地を左官職人さんたちが

施工していきます。

 

防水用のアスファルトフェルトを施工して、

金網を張り付けていきます。

 

ここでも、重ね幅や、金網の施工個所が適切かを確認していきます。

 

 

 

特に、サッシ廻りの角には、

ひび割れ防止のために、補強の金網を施工していきます。

 
これだけでもだいぶ良くなります。

 

外壁の塗り壁の下地準備ができてくると

左官職人さんの実演によって、

塗り壁のパターンイメージの確認を行っていきます。

 

左官職人さんが目の前で、

コテを使って塗り壁サンプルをつくってくれます。

 

完成したサンプルをもとに、

外壁の仕上げを行っていきます。

 
内部では、大工さんも、

階段を施工して、2階へ上りやすくなるようにしてくれています。

 

 

床を張って、壁を張って、天井の板も張って。

大工さんおお忙しいです。

 

床板を施工する際にも、

無垢材は呼吸をして、収縮をするので、

少し、隙間を開けて張っていきます。

 

ここのさじ加減が難しい!

 

スペーサーをかませて、張っていきます。

 

出来たら、養生をして、傷や汚れが付かないようにしていきます。

 

これも、とても根気のいる作業ですね。

 

大工さんは、壁の石膏ボードも施工をして、

クロス業者さんにバトンタッチできるように、

どんどん施工をしていきます。

 

 

現場で、進捗をお施主様と確認しながら

現場を進めていきます。

 

キッチン廻りの収納を準備するための大工さんの下地も準備完了。

 

 

外壁工事は、

塗り壁の下塗り工事が進んでいきます。

 

建物の外壁の様子が変わっていきます。

 

仕上げの塗り壁前には、一度グレーに変わります。

 

少し、ひび割れを起こさせて、

仕上げの塗り壁の品質を高める準備を行います。

 

塗り壁の仕上がりが出来上がると、、、

手塗りならではの、味わいが顔を見せます。

 

光が当たると、独特の揺らぎを醸し出します。

いい感じです。

  

室内でも、大工工事がラストスパートです!!

室内のクロス下地のボードが貼られていき、

内装業者さんが、クロスの下見に来ます。

 

お施主様にも、

内装の最終確認をして、

いよいよ仕上げに入っていきます。

 

畳は、

和紙の畳を採用しています。

 

設計者がおすすめは、「灰桜」

とても落ち着いたいい色です。

 

内装のクロス工事も仕上がってくると、

お部屋の雰囲気もがらりと変わります。

 

 

建具も吊り込まれて、

大工さんは、デッキを仕上げ中!

 

 

ここまでくると、もうすぐゴールです。

 

クリーニングを仕上げて、

完成見学会が開催されます。

 

見学会が開催されると、いよいよお引渡しになります。

 

 

 

 

 

 

夕食はコタツで団らん、家族を感じられる家 とは、

 

あえての、コタツスタイル。

リビングの中央にコタツを据えて、

夕食はみんなでワイワイと、家族が感じられる距離感。

みんなで夕食を囲み、のんびりと一日を終えていく暖かい家族のカタチ。

 

コンパクトな広さの設計の中で、

必要なスペースはしっかりと確保しつつ、

機能的で、高断熱高気密な住まいを実現する。

耐震等級3でありつつ、

太陽光パネルを搭載して、光熱費も抑えた暮らしを実現。

 

家族で、暖かい住まいの中で安心して暮らす。

そんな暮らしを一緒に設計させていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■住宅性能

耐震等級3(長期優良住宅 認定取得)

断熱等級4 Ua=0.46 (HEAT20 G1)

気密性能 C値=0.2

Nearly ZEH 対応

■仕様

高断熱樹脂サッシ(YKKap)(パッシブ設計)

高断熱玄関ドア(イノベストD50)

床:無垢フローリング(自然塗装仕上げ)(あずみの松)

壁:クロス張り+杉板張り

暖房:エアコン

室内物干し空間

太陽光パネル

和室あり

 

 

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お問い合わせ

※相談は無料です。調査研究、作図等の実費を伴う作業が必要な場合は、事前にご説明して進めさせて頂きます。

松川村(平屋) 断熱・耐震構造 現場見学会 4月【受付中】