暮らしのコラム

基礎コンクリートを施工するときに、

鉄筋の下に、ビニールハウスに使うような

ビニールのフィルムが敷き込んでいるのをご存知でしょうか。


基礎の下、

地面の土から「湿気」が上がってくるのを食い止めるようにするための

絶縁用のフィルムなのです。

指で指し示しているところが、

実は、小さく穴が開いています。


こういった穴の部分も、

細かく見れば、「湿気」が上がってくる要因にもなりかねません。


現場では、少々嫌な顔をされる時もありますが、

ふさいでもらうように、職人さんに依頼をしていきます。


べた基礎を採用して、厚さが60mm以上の

土間コンクリートある場合は、防湿コンクリートとみなすことができ、

湿気が上がってくるのを防ぐ効果がある。

と、みなされています。



しかし、その辺りは「最低限度」の基準であり、

東京も、大阪も、北海道も同じような基準で示されていたりします。



信州は、雪も降ります。

東京や大阪などとは、ちょっと異なる気候環境にあります。



防湿フィルムなしでも大丈夫なのですが、

現場での経験上、入れておいたほうが良いです。


写真で見るように、

防湿フィルムを施工すれば、フィルムの下には

無数の「結露」が現れます。

(蒸れているから当然ですが、、、)


そう考えると、

やはり、「湿気」はある。


すなわち、防湿フィルムは効果をもたらす。


で、あるならば、

「破れていないほうが良い。」

ということになります。


最低限度の基準で施工する、監理するのではなく、

その上の品質を目指して、

日々工夫を凝らしていきます。

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