暮らしのコラム

英設計では、パッシブハウス・ジャパンに所属をして、

パッシブハウスの設計をご提案しています。


(パッシブハウス・ジャパン HPより参照)

 

パッシブハウス・ジャパンの理念のなかにある、

「家づくりから、地球温暖化をとめたい。」

という想いに賛同して取り組んでいます。

英設計なりに考える、
パッシブハウスのメリット・デメリットを

少しずつ公開していきたいと思います。

 
松本・安曇野・塩尻周辺で、

長野県でパッシブハウス、高気密高断熱をご検討中の方は、

英設計までお気軽にご相談ください。

パッシブハウスの設計コンサルも対応しています。

 

パッシブハウスがもたらしてくれる メリット

室内が快適になり、住まい手の健康を促進してくれます。


暖房費を抑え、少ないエネルギ―で建物を暖めてくれます。

電気代が高騰していくときに、電気代の上昇幅を抑えてくれます。


太陽の陽ざしを取り込みつつ、

太陽の陽ざしを室内の暖房エネルギーに変換して、

暖房時に必要な電気エネルギーを少なく保ってくれます。

室内の高断熱、高気密化が進むと、

室内の温度ムラがどんどん少なくなります。

送電網から、ロスした電気を利用するのではなく、

自分の住まいにのせた太陽光パネルから、「送電ロス」が限りなく少ない電気を利用することができます。


やがて、めぐりめぐって、

暖房するために必要な電気エネルギーも少なくなり、

電力会社が電気を作るために消費する、「原油」などの使用量が少なくなります。

少しずつ、一軒ずつの積み重ねによって、

地球温暖化をとめるためのチカラになっていくのです。


 

パッシブハウスがもたらす デメリット

建築コストの壁 ~電気料金の先買い~

パッシブハウスを目指していく中で、

どうしても、高く立ちはだかってしまうのが、「コスト」

 

先日の「ガイアの夜明け」で、

代表の森みわさんの建築費が一部、公開されていましたが、

通常の建築よりも建築費用がどうしてもUPしてしまいます。

 
これは、

パッシブハウスの基準を満たした部材を使用することが

必要になってしまう点があるため、

そして、

日本で定められている断熱基準よりも高い基準があるので、

それらを達成するため、断熱材や、窓性能にコストを投下する必要があります。

 
しかし、

このコストUPは、本当にデメリットといえるのでしょうか。

 
現在の日本は、「電気代が高騰しています」

この背景には、日本に電気を作り出すための材料が無く、

海外から、「原油」を購入して、

火力発電所で蒸気をつくり、発電機タービンを回すことで電力を確保しています。

 

日本国内で消費する電力量が少なくなれば、

各電力会社が作り出さなければならない、電気量も減り、

電力を作り出すための「原油」の輸入量も少なくできます。

 
同時に、「原油」を売る側の「売値・言い値」の上下を気にすることなく、

海外の電力エネルギーに頼ることなく、

電気料金も安定することが目指していけるのです。

「電気代の先買い」と考えて、

生活の基盤である建物の断熱性能、気密性能を向上させて、

電気代がupしていったとしても、

パッシブハウスで「電気代を先買いした」と考えてみませんか?

資源エネルギー庁の試算では、

日本国内の電気代は、約年2%ずつ上昇しているという、データもあります。

東日本の震災以降、

日本の電力料金は、4年間で25%も上昇しました。

(資源エネルギー庁 資料より参照)

原子力発電を停止したことによる、影響ともいわれますが、

原子力発電に頼りすぎることも難しいと思います。

火力発電や、その他の発電エネルギーからの消費量を限りなく小さくする、

これが、本来家づくりに求められるべきだと思います。

そのために、英設計ではパッシブハスを提案していきます。

 

「今だけ」、「金だけ」、「自分だけ」を見直そう

戦後の社会風潮を的確に表現されたとされる、

農業経済学者 鈴木宣氏の一節です。

 

今さえよければ

金さえ得れれば(金さえよければ)

自分さえよければ

という観点がありますが、

 

今の建築に求められている大きなテーマにも精通すると思います。

 

「今さえよければ」

 子供達や、孫たちのために、本当に良い地球を残してあげることができるか?

 

「金さえ得れれば」(金さえよければ)

 ここは、少し意訳をしますが、

 建築コストが抑えられることも重要な課題ですが、

 本来の目的を達するために、先行投資としてパッシブハウスを目指し、

 子供達や、孫たちのために、本当に環境の良い地球をのこしてあげることが必要です。

 

 建築費が安いが、光熱費が非常にかかる住まいは、

 子供達の未来の雲行きを怪しくしていく可能性があります。

 

「自分さえよければ」

 自分の子供や家族、友人、

 環境の良い地球に暮らせることが、幸せである、

 と感じられるように、自分自身もその一翼を担う。

 

こういった観点から、

長野県よりも西側の「温暖地」よりも、

実は、長野県を含む「寒冷地」でのパッシブハウスが重要になると思います。

 

寒冷地ほど、

高気密・高断熱が必要であることが、もちろんであるように、

高気密・高断熱の最高基準であるパッシブハウスが、

地球環境の変化や、電気代の高騰に効果を見出してくれ、

未来のこどもたちのために、

持続可能な発展を続けていく地球環境を残してくれると思います。

  
英設計では、パッシブハウスを、

持続可能な地球環境を残すために提案していきます。

 

パッシブハウス・ジャパンの理念に賛同して、

「家づくりから、地球温暖化をとめたい。」

を目指していきます。

 

「一緒に守りましょ、未来の子供たちの地球。」

 

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