暮らしのコラム

省エネ設計をしていく中で、

エコキュートを採用していくことが多くなっていきます。

 

でも、エコキュートの場合は注意点があります。

コストを優先するあまり、

「お風呂のシャワーの水圧が弱いエコキュート」

を採用していませんか?

 

ものすごく、ちょっとのことなのですが、

でも、生活する上ではとても大切なこと。

 

毎日のことですからね。

コストだけではなく、

きちんと製品の「メリット」と「デメリット」を説明することが大事だと思います。

  

むろん、エコキュートも同じです。

 

大きく分けると、

エコキュートは、金額優先の製品もあったりしますが、

注意が必要です。

 

①寒冷地対応になっているか(外気温が低くなると、給湯能力が下がる、、)

②シャワーの水圧不足にならないか(高圧タイプの製品になっているか)

③省エネの 「JIS効率」 が良いこと  ( JIS効率が低いと省エネにならない)

④太陽光と連携ができること

⑤日中、太陽光を活用して太陽光の余剰電力で再給湯ができる

 

以上の点が、

エコキュートを選ぶうえで、英設計が重要視しているポイントです。

  

①、②は、建て主(お施主様)もわかりやすいポイントですが、

③~⑤の部分は、設計する側が配慮しないといけないポイントになると思います。

 

そして、③~⑤の部分が省エネ性に大きく影響をする部分になるのです。

金額を優先してしまい、

①、②が満たされているけれど、

③~⑤が満たされていないと、

「建築するとき(購入するとき)は安いが、住み始めて省エネ性が発揮できない」

という物足りない結果を生んでしまうことがあります。

まして、

JIS効率 なんてもの、

きちんと省エネ計算ができないと、

どのくらいの効率の数値が適切なのかを判断することができなくなります。

 

エコキュート1つでも、結構語ることと「メリット」、「デメリット」があります。

エコキュートの詳しいポイントや選定部分、

しっかり打合せの中で確認していくことが重要です。

 

参考までに、

エコキュートのカタログやWEBサイトを見ていると、

「パワフル高圧」という記載があるものがあります。

 

最低限、「寒冷地仕様」と「パワフル高圧」というポイントは押さえたいですね。

 

若干ですが、

こだわったエコキュートになると、

少々コストアップしてしまいます。

 

しかし、

そのコストアップは、日々の生活でのストレスが無いものになっていくと、

ちょっとコストアップだったけど、こっちにして良かった。

と思っていただけると思います。

 

金額だけで、提案せず、

生活の「質」や、本来の「省エネ性」に目を向けた提案になると、

内容を吟味して選択することも必要になります。

 

情報があふれてしまっているがゆえに、

提案する側も、整理をして提案していきたいものです。

 

 

当然、新しい製品が出れば改めて検証もしていきます。

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