スタッフブログ

こんにちは。

英設計の天津です。

先日、パッシブハウスの全国大会をオンラインで受講させて頂き、とても多くの気づきを得ることができました。

30年前にはありえないと思っていたことが、今では当たり前になっている。

住まいや人の価値観もどんどん変化(進化?)していっていますね。

家をつくられる目的は人それぞれあると思いますが、

当社のオーナーさんに多いのは、

快適な暮らしにより心身ともに健康を叶えることだと思います。

当社がそこに付加価値をつけられるとしたら、

30年後やもっと先の未来に、よりよい住まいや地域環境が後世に残っていくことだと思います。

そのために、地域材活用×パッシブハウスのように最適化された住まいを提案していきたいと思っています。

そんなことを考えている中、ご縁をいただき、

今日はモカウッドジャパン株式会社さんのご紹介で大町市の企業組合山仕事創造舎さんのお仕事を見学する機会を頂きました。

そもそも、モカウッドジャパン株式会社さんは、どんな会社かとお伝えしますと、

長野県特有のカラマツやアカマツをノンケミカルの熱処理によって、より安全でより長持ちする材を提供することで、地域社会や社会課題の解決を目的にされている会社です。

そして、企業組合山仕事創造舎さんは、

『森林の新たな価値を創造し、地域に貢献する』の理念のもと、地域の山林の価値を活かす山守(木と森の専門家集団)として大町市や安曇野市で活躍をされています。

写真の左が山仕事創造舎の原田理事、右がモカウッドジャパンの丸山社長です。

地域愛と山林愛に溢れているとても素敵なお二人でした。

ちなみに丸山社長は当社創業者の三村哲夫(父)とは三井ホームさん時代からのお付き合いだったそうです。

山仕事創造舎の原田さんには、計5か所の山林の手入れの仕方や直面している課題を丁寧にご説明頂きました。

ただ伐ればよいわけでもなく、未来を見据えながら木一本一本と対話しながら大事に管理されているお話はとても印象的でした。

建築用材になるか、薪になるか、ウッドチップになるか、、、など

木の特性を見極めながら、伐採現場で仕訳をされるようです。

『手間はかかるけど、楽しい!!』そんな言葉もありました。

立派に育った赤松も切るタイミングがとても大事のようです。

今は松枯れの被害もありますから、地域としても深刻な問題です。

所有者、山守、生産者、建築関係者、地域の人々、行政など、

みんなで同じ目的と目標をもって問題解決に取り組んでいきたいですね。

信州だからできること、信州でしかできないこと、信州の魅力を最大限に発揮した住まいをつくっていくことが、地域の課題の解決につながっていくんじゃないか。

そんなことを感じさせてくれる素敵な一日でした。

ご縁に感謝です。

ありがとうございました。

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